犬の涙やけはなぜ起きる?原因と正しいケアの考え方
犬の目の下が赤茶色になってしまう「涙やけ」。
実は見た目の問題だけではなく、目の不快感や皮膚トラブルのサインでもあります。
まずは起きる仕組みを知り、今日からできるケアを続けていくことが大切です。
涙やけが起きる理由
涙やけの根本原因は、
涙が毛に残ったままになることです。
涙には色素が含まれており、そこに細菌が繁殖すると 赤茶色〜黒っぽい汚れが定着してしまいます。
涙があふれてしまう背景には、いくつか原因があります👇
● 涙が過剰に出ている
- アレルギー(花粉・ハウスダスト・食材など)
- ドライアイで反射的に涙が増えている
- 目に毛が当たって刺激になっている
● 涙の通り道(鼻涙管)が詰まりやすい
本来は目から鼻へ流れる涙が、外へあふれてしまう状態です。
● 目や皮膚のトラブル
逆さまつげ、結膜炎、角膜の炎症など
→ 常に刺激があり涙が増える悪循環に
自宅でできる涙やけケア
涙やけ対策の基本は、清潔・乾燥・原因対策の3本柱です。
-
目の周りを清潔に保つ
コットンやガーゼで毎日やさしく拭く
ゴシゴシこすらず、毛流れに沿って押し当て吸い取る
拭いた後は軽く乾かす(湿りっぱなしがいちばんよくない) -
目に当たる毛は短く
毛が目に触れる → 刺激 → 涙が増える
目周りは定期的なカットが効果的です。 -
フードの内容を見直す
アレルギーの可能性がある場合は原料の確認を
添加物が少なく消化しやすいフードへ
※ 急な切り替えはNG、少しずつ移行を -
新鮮な水を飲ませる
水をよく飲むことで代謝や排泄がスムーズに
こまめに取り替えて清潔な水を -
生活環境の整備
寝床を清潔に、こまめな掃除も大切
ハウスダストや花粉を減らすと涙が落ち着くことも
受診が必要なサイン
以下が当てはまる場合は、獣医師へ相談を👇
- 片側だけ急にひどくなった
- 目ヤニが多い・においがする
- 充血や痛そうな仕草がある
構造的な問題(鼻涙管の詰まりなど)の場合は、専門の処置が必要になることもあります。
「毎日のケア」がいちばん効く
涙やけは、
原因 × 清潔ケア × 環境見直しの積み重ねで改善していきます。
- こまめに拭く
- 原因を探しながら生活を整える
- 気になる変化は早めに相談
焦らず、できることから続けていけば
ワンちゃんの目元はきれいに保てます。
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